2012年3月25日日曜日

裁判官は、その判断が及ぼす社会的影響に対して、無自覚であってはならないでしょう。(元検弁護士のブログより)

モトケンが言いたかったこと - 元検弁護士のつぶやき
医療に100%はありません。
となれば、99%の手を尽くしたとしても1%の不手際を理由として訴訟を起こされる可能性はあるのです。
そのとき被告となった医師や病院はどうするのか?
私は、大野病院事件の民事訴訟版と考えるべきだと思います。

現職裁判官のcuriousjudge さんは

裁判官は、その判断が及ぼす社会的影響に対して、無自覚であってはならないでしょう。

と言われています。

つまり、裁判官は世論の空気を読むのです。
となれば、上記のような訴訟が起こされた場合は、医師界をあげて被告を支援しなければなりません。
そして、マスコミや市民の支持を勝ち取らなければなりません。

そのためには、医師が常に(金のためでも保身のためでもなく)患者のための医療行為を追求しているという信頼を得なければなりません。

その上で、医療の不確実性と限界を主張しないと説得力がないと思われるのです。


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