2012年12月6日木曜日

弁護士さんからは「調書がなければ無罪だった」といわれるなど、今となっては取り返しがつかないが、調書が罪を作るのだ

地検特捜部のストーリありきの強引な捜査手法を明らかにしました。

私が述べた要点は、

▽検察の脅しに屈して供述調書にサインしてしまったが、(取り調べの実態はhttp://www.sankei.co.jp/seiron/wnews/0907/ronbun2-1.html の手記に書いています)物的な証拠もなく、弁護士さんからは「調書がなければ無罪だった」といわれるなど、今となっては取り返しがつかないが、調書が罪を作るのだということがはっきり分かった

▽いったん調書ができればそれが事実となり、裁判でいくら真実を述べても、密室で作られた調書の方が優先される

▽裁判所が、密室の向こう側で何が行われているのかをきちんと見てくれないから、検事はどんな手を使ってでもストーリー通りの調書にサインさせようとする

▽大阪地検特捜部の証拠の改ざん事件は氷山の一角であり、特捜部の体質はみな同じ

▽判決では、「経済的にも政治的にも利益を得ていない」「就任以来談合をなくす取り組みを行い、改革を進めてきた」「お金を得ようとしたものに利用された」ことなどから「一般にいう官製談合とは違う」とし、取り調べについても、検事が、他の人を逮捕すると脅すなど「深夜に及ぶ長時間の取り調べで執拗に署名を求めた」と認めながらも、談合について「黙認」して「容認」し、「入札を進行させたと推認できる」とされ、控訴棄却になったことーなどです。

一審で無罪を勝ち取られた小堀さんも、勾留中の取り調べがいかに過酷で拷問のようなものであったかを説明され、冤罪を無くすために取り調べの可視化は絶対に必要であるとの考えを述べられました。また、事件については、「事業を進める中で市長の恣意的な指示は何一つなかった」と言及されました。

引用元: 日本の司法を正す会 - 中司宏の航海日誌.

2012年11月26日月曜日

増える弁護士、顧客争奪戦 富山対首都圏熱く

富山新聞ホームページ - ホッとニュースからの引用
http://www.toyama.hokkoku.co.jp/subpage/TH20121110411.htm


司法制度改革で弁護士が増える中、富山県に首都圏の弁護士が進出する動きが出てきた 。短期出張して債務整理などに関する法律相談に無料で応じ、「需要」の開拓を目指す。 一方、ここ10年で会員数が倍増した県弁護士会は、今月から遺言・相続相談を無料化す るなど県民向けサービスを拡充して迎え撃つ形で、顧客獲得をめぐる動きは激しくなって いる。
 県内で無料法律相談を始めたのは、弁護士法人東京ミネルヴァ法律事務所(東京)。借 金や過払い金返還請求問題を主な相談テーマとし、出張した弁護士が予約制の個別スペー スで相談者に応対する。

 今年3回目となる相談会は10月中旬に富山、高岡、射水市で開催。同事務所によると 、毎回、一定数の相談者が訪れており、今月16日からは4回目の開催を予定する。相談 を希望する富山市の70代自営業男性は「地元の弁護士だと相談しづらいこともある。気 軽に聞いてみたい」と話す。

 県外からの出張相談をめぐっては、法曹関係者から債務者の救済につながるとの声があ る一方で、影響を懸念する地元弁護士も少なくない。

 県弁護士会によると、新司法試験が始まった2006年以降、会員の増加は著しく、0 0年に50人だった会員数は今年10月末で96人となった。12月には司法修習を終え た3人が加わる見込みで、100人が目前に迫る。一方、富山地裁への刑事、民事訴訟の 申し立て件数(高岡、魚津支部含む)は01年の1417件から11年は1567件と微 増にとどまり、弁護士1人当たりの訴訟の平均件数は減少傾向にある。

 いかに顧客を確保するかが課題となる中、県弁護士会の中堅は「県内の弁護士数の増加 に加え、出張相談で顧客が減れば競争はますます厳しくなる」と首都圏からの「参戦」に 警戒心を募らせる。若手弁護士も「債務問題などは、相談者の債務状態を正しく把握する ために緊密なやり取りが欠かせず、機敏に対応できる地元の弁護士が担うべきだ」と指摘 する。

 県弁護士会は今月、県弁護士会館で毎週開く無料相談会のテーマに、遺言・相続問題を 加えた。高齢化社会の進展で相談の増加が見込まれるためで、無料相談は多重債務などと 合わせて4種類となった。同会は「相談会を通じて、県民に身近な法律活動を一層進めた い」とし、自治体などに積極的に広報する考えだ。

不利益を依頼者が把握しきれないという弁護士という職業の危険な一面

「ボーダー」な弁護士が存在する現実(河野真樹) - BLOGOS(ブロゴス)からの引用
http://blogos.com/article/50597/


「数が増えれば、まがい物も増える」。この論法は、こと弁護士の増員に関して言えば、およそ弁護士自身の口からは言いたくても言えないことに属してきました。「増えたら悪くなるぞ」という風に聞こえれば、当然、増員反対を弁護士自身の保身と批判的に見ている人々からは、「脅迫的」という言葉が被せられることが予想できますし、なによりも自浄作用という意味で、自治そのものを担う資格を問われかねないという脅威もあるからです。かつて、ある弁護士は「口が裂けてもいえない」と言いました。

 ただ、逆に言うと、これが現実であることを、実は多くの弁護士は認識しています。これまでの一定の弁護士数のなかに、「まがい物」が混在することを防げなかった「実績」を考えれば、余程の妙案(それが果たして本当に存在するのかは別にして)でもない限り、母数が増えれば、少なくともその割合で、そうしたものが混入してしまうのは当たり前です。

2012年11月21日水曜日

陸援隊社長に懲役4年求刑 関越道バス事故、来月判決 - MSN産経ニュース

陸援隊社長に懲役4年求刑 関越道バス事故、来月判決 - MSN産経ニュースからの引用
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121116/trl12111622410013-n1.htm


2012.11.16 22:38
 乗客7人が死亡し38人が重軽傷を負った群馬県藤岡市の関越自動車道の高速ツアーバス事故で、道路運送法違反(名義貸し)などの罪に問われたバス会社「陸援隊」(事業許可取り消し)社長、針生裕美秀被告(55)の公判が16日、前橋地裁(吉井広幸裁判官)であり、検察側は懲役4年、罰金200万円を求刑した。法人としての陸援隊にも罰金200万円を求刑し、結審した。判決は12月10日。

 検察側は論告で、バス運転手河野化山被告(44)=自動車運転過失致死傷などの罪で起訴=との違法な相互依存関係を指摘。「針生被告の規範意識の欠如が事故の底流にあり、刑事責任は非常に重い」と述べた。さらに輸送の安全を確保するための制度の根幹をないがしろにしており悪質で、形式的な犯罪ではない、とも指摘した。
2012-11-19 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」 [刑事事件]小沢代表無罪確定 強制起訴では初 からの引用
http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20121119#1353316853


既に様々なところで、様々な人が指摘しているように、本件で、小沢氏の「共同正犯」としての責任を問うて起訴することには、執拗に小沢氏の起訴を目指していた東京地検特捜部ですら踏み切れなかったという、証拠上の難点があり、そうであるにもかかわらず、検察庁が思い描いた「絵」を鵜呑みにし、証拠の重大な欠陥(偽造かどうかはともかく、内容に正確性を欠いた報告書など立脚すべきではない証拠がベースにされていたことが既に明らかになっています)に思いを致さず、しかも、小沢氏本人の直接の説明も聞かず、無罪になる重大な可能性に無頓着なまま、裁判所に決めてもらえば良い、という安易な発想で、検察審査会が起訴相当議決に固執して強制起訴に至ったもので、改正検察審査会法の欠陥や制度再改革の必要性が、より明確になったと言えるでしょう。
刑事責任と、それ以外の責任は、峻別され、公判の場で問題にされるのは刑事責任であるべきなのに、それらをごちゃごちゃにして報道し、国民を混乱させた報道機関の責任にも、軽視しがたいものがあると思います。私は、小沢氏の支持者でもシンパでもありませんが、検察庁の思い描いたストーリーに、「メディアスクラム」状態で乗っかって小沢バッシングを繰り返していた報道のひどさには、全部が全部とまでは言いませんが、かなり目に余り、報道被害の域にまで達しているものもかなりあったと言えるでしょう。
そうした、様々な問題点が、無罪確定という結論の中で、何ら反省も教訓もなく消え去るべきではなく、今後へとつながる反省や教訓が、本件からは導き出される必要があると思います。

2012年11月14日水曜日

なぜ、「裁判を見直す」という主張が出ないのだろう?あるいは、「法制度を見直す」という主張が、なぜ出ないのだろう。

無罪判決が続いたら、強制起訴制度が見直されるべきなのか?(花水木法律事務所) - BLOGOS(ブロゴス)からの引用
http://blogos.com/article/50188/


だが、強制起訴事件で「無罪が続いたから強制起訴制度を見直す」という論調には、疑問を感じる。なぜ、「裁判を見直す」という主張が出ないのだろう?あるいは、「法制度を見直す」という主張が、なぜ出ないのだろう。
たとえば、強制起訴事件50件全部について、無罪判決が出たらどうか。日経は当然、強制起訴制度を見直すべしとの主張になろうし、毎日新聞も同様だろう。
だがそうだろうか。この場合、無罪ばかり出す裁判所こそ間違っている、とは考えられないのだろうか。あるいは、裁判所が有罪判決を出せない仕組み(それは刑事法そのものかもしれないし、訴訟法かもしれない)が間違っている、という考えにはならないのだろうか。
強制起訴は正しいのに、それを受け止める裁判所側や法制度側に不備がある、という主張は、少なくとも、あって然るべきだと思う。そうだとするなら、強制起訴事件が6件に過ぎない現時点ですら、裁判所や政治資金規正法、あるいは刑事訴訟法こそ間違いを正すべきだという議論も、あって然るべきである。
いうまでもなく、強制起訴制度は、刑事司法に国民の視点を反映させる制度だ。当然、国民の視点が100%正しいとは限らないから、強制起訴事件が全部有罪になる必要はない。だが、全部無罪になるなら、それは、国民の視点が国家制度に反映されていないことを示す、と受け取らなければならない。そうだとするなら、悪いのは判決なのか、司法制度なのか、それとも、法制度そのものなのかを考え、改善策を検討しなければならない。
今回の判決に即していうと、読売新聞によれば、高裁は小沢氏の違法性の認識を否定したという。そのような事実認定なら、現行法上、無罪は当然だ。しかし、違法性の認識を立証しなければ有罪にならないなら政治資金規正法は有名無実のザル法ではないか、という議論は、あって当然である。現に朝日新聞社説は「『秘書に任せていた』『法律の知識がなかった』ですんでしまう制度の不備」と指摘している。他方、刑事処罰を科す以上、被告人の故意は必須という主張もあって当然だから、妥協策として、故意を不要とする代わり、刑事処罰ではなく、例えば「数年間の被選挙資格停止」という折衷案があっても良い。大事なのは、この裁判を通じ、法制度に不備がないか検討し、よりよい法制度の在り方を考えることだと思う。
お断りしておくが、私は小沢氏が有罪であるとも言っていないし、政治資金規正法が不当だとも言っていない。私が言いたいのは、様々な国家制度を国民がチェックし、よりよくするための議論を重ねることの重要さである。これが民主主義だ。少なくとも、強制起訴は、その議論を引き起こす引き金として機能している。
「無罪判決が出たから強制起訴制度を見直すべき」という主張は、裁判所や検察庁の判断に間違い(ここで間違いというのは、裁判所や検察庁のよって立つ法制度が間違っている場合も含む)が起こりえないことを前提としている。だが、その前提に異議を差し挟むことこそ、強制起訴制度が設けられた制度趣旨だった筈である。

2012年11月13日火曜日

この政策は、やはり依頼者・市民の「実害」と、弁護士ではなく、依頼者・市民の現実的救済という観点からも、見直さなければなりません。

元「法律新聞」編集長の弁護士観察日記 大新聞が着目した弁護士増員の「実害」からの引用
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-576.html


見出しの「三重苦」とは、弁護士増、仕事減少、司法書士参入を指しています。あくまで同業者たちの声を借りる形ではありますが、実績のあるベテラン弁護士が今、なぜ、という疑問に、記事は、一つの回答を導き出そうとしています。以前のエントリーでも書いたように、弁護士が依頼者のおカネを詐取するという行為の重大性からすれば、すべて弁解がましく聞こえますし、それを同業者が口にすることに対しては、異論を唱える人もいるかもしれません。経済環境の変化を不正の理由にするな、甘ったれるな、と。

ただ、むしろ、それだけに大新聞が、この着眼で今回の事件を取り上げたことには、意味があります。逆に、これはどんなに弁護士の「心得違い」をいってみたところで、市民が背負うことになる「実害」につながるということです。弁護士を激増させて、何の「実害」があるのか、ほとんどない、メリットが上回るという意見に対して、提示している現実です。弁護士を「甘やかす」必要はないけれども、一方で弁護士を経済的に追い詰めて、市民に現実的にどういうしわ寄せがくるのか。そのことを、少なくともこの記事には、前記異論も分かったうえで、市民にフェアに提示して、判断を仰ごうとする姿勢が読みとれます。

つまりは、それでも激増政策を支持しますか、あるいはそれでも激増にメリットを見出しますかという話です。さらにいえば、増やすというのであれば、こうした市民にツケが回って来る環境は、何の手当てもしないで、ただ、増員政策を続けるだけで、大丈夫なのか、という疑問を喚起することにもなります。つまり、この政策が続く限り、この「実害」が生まれる危険な環境が続くのか、ということです。競争によって、問題弁護士が淘汰され、退場していくという考えに果たして丸投げできるのか、そのいつまで続くか分からない淘汰の過程で生まれ続ける犠牲者の問題を、この記事は気付かせるものといえます。

「今さら何を言っているのやら。それを望んだのが司法改革だったんじゃなかったのか。多くの弁護士が現在の事態を予測し、警告をしてきたというのに。それを無視してきたのは誰だというのか」(「Schulze BLOG」)

この政策に危機感を抱いてきた多くの弁護士からすれば、この記事に対して、こうした感想を持ってしまうことは、理解できます。その危機感をいう弁護士の声を、「自己保身」と一くくりにして、耳を貸してこなかったのもまた、大新聞でした。

しかし、この政策は、やはり依頼者・市民の「実害」と、弁護士ではなく、依頼者・市民の現実的救済という観点からも、見直さなければなりません。


ただいま、「弁護士の競争による『淘汰』」「地方の弁護士の経済的ニーズ」についてもご意見募集中!
投稿サイト「司法ウオッチ」では皆様の意見を募集しています。是非、ご参加下さい。http://www.shihouwatch.com/

2012年11月12日月曜日

別の弁護士は「弁護士の増加と仕事の減少、司法書士の参入で三重苦だ」と語った。

<弁護士業界>苦しい台所事情 「司法改革で三重苦」 (毎日新聞) - Yahoo!ニュースからの引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121111-00000018-mai-soci


「仕事を依頼しているが返金されるのか」。福岡県弁護士会には島内容疑者に仕事を依頼していた顧客からの相談が相次ぎ、総額は約1億円になるという。弁護士会はこのうち、返金の見通しがない案件がどれほどになるのか、実態を調査している。

 「実績がある人」「今回のような事件から最も遠いイメージのある人物」。島内容疑者逮捕について、北九州市の弁護士は一様に驚く。「収入が減った」とする島内容疑者の説明について、市内の50代の弁護士は「彼の本音だと思う。弁護士は自営業者。役職に就けば会議などに追われるし、病気で仕事ができなければ収入はなくなる」と話す。

 99年にスタートし、法曹人口の充実などを柱とした司法制度改革で、弁護士が増加したことも要因の一つに挙げる弁護士も多い。日本弁護士連合会によると、全国の弁護士は3万2088人(3月末現在)と、10年前の1.7倍に増えた。

 一方、06年ごろから消費者金融に払い過ぎた利息を取り戻す「過払い金返還請求訴訟」が全国的に相次いだが、今ではこうした案件も収束。弁護士への相談案件が減少しているという。

 03年には依頼者に代わって簡易裁判所に訴訟手続きをする権限が弁護士だけでなく司法書士にも認められ、競争に拍車がかかった。弁護士からは「仕事の取り合いが現実」との声も漏れる。

 日弁連によると、全国の弁護士の年間平均所得(10年)は約1400万円で、00年の約1700万円から約18%減った。北九州市のある弁護士は「年収はピーク時の8割。昔は経営なんて考えなくても『仕事をしてれば事務所は回る』という感覚だったが、そうもいかない」とため息をつく。「一時的に収入が落ち込んだ時、顧客から預かった金を一時的に流用し、後で穴埋めをする。島内さんはそういうつもりだったが、気づくと返せない額になっていたのでは」と話した。

 別の弁護士は「弁護士の増加と仕事の減少、司法書士の参入で三重苦だ」と語った。

2012年11月9日金曜日

「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」-。一九八五年に刑事法の大家だった平野龍一・元東大学長は論文にそう記した。

再審無罪 絶望的な司法みつめよ...からの引用
https://www.facebook.com/enzai2012/posts/304694562978334


再審無罪 絶望的な司法みつめよ

 冤罪(えんざい)が相次ぐことこそ、犯罪的だ。東京電力の女性社員殺害事件で、ネパール人男性が再審で無罪となった。裁判員時代には市民が誤判しないよう、捜査や裁判の在り方を根本から見直すべきだ。

 「わが国の刑事裁判はかなり絶望的である」-。一九八五年に刑事法の大家だった平野龍一・元東大学長は論文にそう記した。八〇年代には免田事件や財田川事件、松山事件、島田事件と、死刑囚が相次いで再審無罪となった。

 この論文の言葉が再び、現代の刑事司法に投げかけられているようである。二〇一〇年の足利事件、一一年の布川事件、今回の東電女性社員殺害事件と三年連続で、いずれも無期懲役が確定した人に「再審無罪」の判決が出た。状況はやはり、かなり絶望的である。

 重要なのは、なぜ誤判したのか、その原因を徹底究明することだ。しかし、今回の事件について、検察はなお「捜査・公判に特段の問題はなかった」とし、検証結果も公表しないという。不可解というしかない。

 捜査にも、裁判にも欠陥があったのは間違いない。むしろ警察や検察、裁判所は自らの過ちに客観的な分析ができないだろう。第三者機関を設け、法的な調査権限を付与して、冤罪を生んだ原因を明らかにすべきである。日弁連によれば、欧米諸国では誤判事件が発生すると、独立した委員会を設けることが広く見られるという。

 今回の事件では、とくに証拠開示に問題があった。再審無罪の決め手となったのは、女性の体内の精液や爪の付着物のDNA型鑑定だ。逮捕から十五年半。この事実に到達したのはあまりに遅い。

 裁判員時代になり、市民も「有罪・無罪」の局面に立つ。正しい判断をするためにも、被告人に有利な証拠もすべて明らかにすべきである。検察の証拠隠しを許してはならない。全面的な証拠開示は急務といえよう。

 冤罪事件では自白を強要する捜査手法にも原因がある。取り調べの全過程の録音・録画も不可欠だ。否認すると長期間、身柄を拘束する「人質司法」の問題も改善せねばならない。

 ネパール人男性は、手書きで綴(つづ)った。「日本のけいさつ けんさつ さいばんしょは よくかんがえて わるいところを なおして下さい」-。無実の人を罰しないことは、刑事裁判の最大の鉄則である。男性の訴えを真正面から受け止めるときだ。
東京新聞

2012年11月8日木曜日

本人は弁護士業務の不振を動機の一つに挙げたというが、

弁護士不正 「信頼」を二重に裏切った / 西日本新聞からの引用
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/332895?fb_action_ids=387790114634003&fb_action_types=og.likes&fb_source=timeline_og&action_object_map=%7B%22387790114634003%22%3A294434203991669%7D&action_type_map=%7B%22387790114634003%22%3A%22og.likes%22%7D&action_ref_map=%5B%5D


事件は、弟が福岡家裁小倉支部に問い合わせて発覚した。島内容疑者は県弁護士会の調査に対して、同様の手口で合計約4400万円を振り込ませ、事務所経費や生活費に使ったと話している。

 本人は弁護士業務の不振を動機の一つに挙げたというが、あまりに手前勝手な犯行であり、弁解の余地はない。警察は余罪も含め徹底的に調べてもらいたい。
 一般人に増して重い社会的責任を負う弁護士の犯罪である。決して許されるものではないが、ここでは二つの「信頼」を裏切ったことを指摘しておきたい。

 一つは、当然ながら弁護士に対する信頼である。「弁護士は基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」(弁護士法)という一文を持ち出すまでもなく、弁護士への期待は大きい。平たく言えば「市民に寄り添い、市民の権利を守る」ということだろう。

 今回、そうした信用を失墜させた。弁護士界の重鎮として九弁連理事長(04年度)のほか、1999年から弁護士の不祥事を調べる福岡県弁護士会の綱紀委員を務めていた経歴からすれば、弁護士会の信頼をも踏みにじったといえよう。

 もう一つは、認知症や知的障害などで判断能力が不十分な人の財産を管理する「成年後見人制度」に対する信頼だ。

 高齢者など社会的弱者の生活を支援する仕組みである。後見人は親族などの申し立てで家庭裁判所が選任し、今では親族以外の第三者が4割以上を占める。その主要メンバーが弁護士なのだ。

 弁護士が後見人制度を支える存在となっている証しだが、後見監督人は後見人が任務を怠ったり、不正をしたりしないように監督するのが役割だ。島内容疑者は、その重要な立場を悪用したところに罪深さがある。善意で支えられる制度に泥を塗ったと言ってもいいだろう。

 それにしても、福岡県弁護士会の弁護士による不祥事が後を絶たない。昨年3月以降で5件目となり、逮捕されたのは3人目だ。まさに異常事態である。

2012年11月7日水曜日

教訓を生かせず、進歩していない姿をさらした。どういう取り調べが行われていたのか、検証と社会への報告が不可欠である。

PC遠隔操作事件 もう「足利」を忘れたのか (産経新聞) - Yahoo!ニュースからの引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121106-00000117-san-soci


先の大学生のPC通信履歴には、横浜市HPへの接続時間が「2秒」で、この間に「250文字以上」の書き込みがなされていた記録が残っていた。極めて機械的なこの操作記録こそ不正プログラムにひっかかった痕跡なのだが、神奈川県警も横浜地検もこの不自然さにこだわらなかった。大阪府警が逮捕したアニメ演出家のPCからは大阪市のHPに実名で脅迫文が書き込まれていた。不自然さを認識しつつ、それでも府警は逮捕に踏み切った。

 重大な事実が顔を出していたのに置き去りにされたのは、いずれもIPアドレスという“堅い物証”があったからだ。DNA型一致という“客観証拠”の前で思考停止となり、供述の不自然な変遷を置き去りにしてしまった足利事件と全く同じ構図ではないか。

 ◆必ず真犯人を割り出せ

 三重県警が逮捕した男性は一貫して否認を続けた。彼のPCが脅迫メール発信元であることは間違いない。それでもなぜ否認するのか。取調官は「どういうことが考えられるか」と男性の話を聴いた。男性はPC乗っ取りの可能性を指摘した。県警は同種事件を捜査中の大阪府警に相談し、これがウイルスの痕跡発見につながった。

 三重県警の取調官が容疑者の話を聴こうと考えたのは、周辺捜査から動機が浮かんでこない「一抹の不安」があったからだという。気掛かりを放置せず、引き返すことを辞さない勇気。それが出たのは、今回の誤認逮捕ショックの中の光明といっていい。一方の大阪府警は「いくら否定しても聞く耳を持ってくれなかった」と逮捕男性側から厳しく批判を受けた。

 いずれにせよ、警察・検察は「足利」の教訓を生かせず、進歩していない姿をさらした。どういう取り調べが行われていたのか、検証と社会への報告が不可欠である。

 それだけではない。遠隔操作事件の「真犯人」を何としても割り出さなくては、捜査の信頼回復は望めない。

 この事件は空恐ろしいものを内包している。PC、ネットが生活インフラになる中で、自在に遠隔操作を可能にさせる現状は社会秩序を崩壊させかねない。捜査員はその危険さを認識しているはずだ。「他人のPCを乗っ取って要求を突き付け身代金を振り込ませ、海外の仮名口座から引き出されれば、犯人の痕跡をつかめないまま誘拐や恐喝がまかり通ってしまう」

 頻発した身代金誘拐、企業恐喝に対し警察は現金授受現場や逆探知で検挙に次ぐ検挙を重ね、「誘拐は成功しない」との共通認識を社会に刷り込んで撲滅させた。摘発こそ最大の防犯なのだ。遠隔操作も同様。あらゆる犯罪のインフラになりかねないPC遠隔操作に対し、警察・検察は防圧する捜査力と態勢を整えなければいけない。

 遠隔操作事件がわれわれの喉(のど)元に突き付けたものは極めて危険なのだ。


2012年11月4日日曜日

それは、恐ろしい事実ですが、明らかになっていないだけでどれほど、無罪なのに有罪とされている人がいるのか、想像がつきません。

刑事事件に対する考え│刑事事件弁護士 Mot [傷害事件・万引き・大麻etc]からの引用
http://motmot.bz/reason/opinion.php


昨今明らかになった、かつてのDNA鑑定の不備による冤罪は話題になったと思います。最新のDNA鑑定により無実であることがわかり、釈放されました。足利事件などでは、冤罪により17年も冤罪により服役しました。
「刑事に髪を引っ張られたり、蹴飛ばされたりしながら、『自分はやっていない』と訴えた。でも、受け付けてもらえず、自白してしまった」とのこと。
後日犯行を否認しても、たった一度の自白と曖昧な証拠により冤罪になり、17年の人生が空白になってしまう…。それは、恐ろしい事実ですが、明らかになっていないだけでどれほど、無罪なのに有罪とされている人がいるのか、想像がつきません。
障害者割引郵便制度の悪用に絡む厚生労働省の偽証明書発行事件では、大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク内の文書データを 改竄(かいざん)したことと、誘導による供述調書の作成が話題になりました。これらの結果をみると、「逮捕をしたのに起訴すらできなかったら、自分の履歴に汚点が…」という警察や検察側の保身の発想が見え隠れします。
逮捕拘留をうけ、世間から隔離された状態で取調を受けると、疲労が蓄積されていき、冷静な思考力は失われ、捜査官の誘導されるうちにいつのまにか「自白」してしまうというのは、心理学的には、充分あり得ます。

実質あなたと弁護士だけであり、反証を提出できなければ、あなたの大切な方を冤罪から守れないかもしれないのです。

冤罪を防ぐ│刑事事件弁護士 Mot [傷害事件・万引き・大麻etc]からの引用
http://motmot.bz/reason/false.php


逮捕され、被疑者になったからといって、あなたの大切な方が濡れ衣を着せられているだけということもあります。
冤罪(えんざい)とは、「無実であるのに犯罪者として扱われてしまうこと」を意味します。

警察が収集する疎明に関する資料は、当然にして被疑者に有利なものをつくるためのものではありません。検事は、公判を請求し裁判にかける証拠の収集を行うとともに、不起訴となる余地はないか判断しますが、ひとつひとつ丁寧に被疑者に有利な証拠を収集しているわけではありません。
一旦起訴をされてしまうと、裁判で無罪を勝ち取るには、逮捕から半年はかかります。あなたの大切な人が罪を犯していない場合、冤罪を防ぎ、もとの普通の幸せな生活に戻すことができるかは、逮捕から検事が公判請求をするかどうかを判断するまでの最長23日間の弁護活動にかかっています。たった3週間ですが、あなたの大切な人の運命にとって分岐点である期間といっても過言ではありません。
あなたの大切な人のためだけに、被疑者に有利な事情を探すことができるのは実質あなたと弁護士だけであり、反証を提出できなければ、あなたの大切な方を冤罪から守れないかもしれないのです。


2012年11月3日土曜日

それは大間違い。判断をするのは検察官でも、弁護人でもなく、自分自身なんだから。 - Togetter

性障害専門医療センターでストーカー加害者の治療をする、精神科医の・・・は、このようなケースこそストーカーを助長すると話す

「ウザイ、キモイ」はストーカーには禁物〈AERA〉 (dot.) - Yahoo!ニュースからの引用
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121026-00000003-sasahi-soci


性障害専門医療センターでストーカー加害者の治療をする、精神科医の福井裕輝さんは、このようなケースこそストーカーを助長すると話す。別れ話を切り出しながらも、キッパリした拒絶の意思が伝わっていない。一般的に、ストーカーの「もう一度会ってほしい」という要望に応じたことがきっかけで、行為がエスカレートすることは多いという。

 福井さんはストーカーに対しては、(1)交際するつもりはないこと(2)好きではないこと(3)あなたの行為は迷惑であり恐怖であること(4)すぐに行為をやめてほしいこと、を冷静に断固として伝えることが大事だという。相手を逆上させることがあるので「ウザイ、キモイ」など感情的な言い方は避ける。他人を介して伝えてもストーカーは被害者本人の意思ではないと解釈するので、自分の言葉で伝えるのがポイントだ。拒絶の意思を何度も反芻してもらえるように書面を添えるのもいいという。

※AERA 2012年10月29日号

男性側に理由を尋ねられた店長は「精神障害者は無銭飲食しても刑事裁判にならないので拒否している」などと回答していた。

精神障害理由に入店拒否、ネットカフェが敗訴 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)からの引用
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20121102-OYT1T01205.htm?from=blist


判決理由では、「違法な差別行為で、休息の場として利用してきた男性に精神的な苦痛を与えた」とした。

 判決によると、男性は2010年1月に会員登録し、同店を十数回利用してきたが、同3月に精神障害者保健福祉手帳が交付されていることを同店側に知られ、入店を拒否された。男性側に理由を尋ねられた店長は「精神障害者は無銭飲食しても刑事裁判にならないので拒否している」などと回答していた。

(2012年11月2日20時28分  読売新聞)

2012年11月2日金曜日

性障害専門医療センターでストーカー加害者の治療をする、精神科医・・・

「ウザイ、キモイ」はストーカーには禁物〈AERA〉 (dot.) - Yahoo!ニュースからの引用
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20121026-00000003-sasahi-soci


10月26日(金)7時15分配信
「いま思うと、非常識な行動だったと思う。でも、当時は自分の異常な執着心を止められなかったし、そうする権利が自分にはあると思いこんでいた」

 こう語る都内に住む20代の女性は、10代の頃に“ストーカー”になった経験がある。

 1年以上付き合った10歳上の彼から、ほかに好きな人ができたと、別れ話をされたことがきっかけだった。優柔不断な彼は、別れ話の後も誘えば会ってくれた。それでも自分だけに向いてくれないことに苛立ち、彼女は1日40回以上携帯に電話し、3日に1回は彼の勤務先にも電話。職場に迷惑がかかり、彼は配属を変えられた。彼の実家にも通い詰め、彼の妹の実名と実家の電話番号をネットにアップ。彼から相談を受けた警察に呼び出され、口頭注意を受けた。

 性障害専門医療センターでストーカー加害者の治療をする、精神科医の福井裕輝さんは、このようなケースこそストーカーを助長すると話す。別れ話を切り出しながらも、キッパリした拒絶の意思が伝わっていない。一般的に、ストーカーの「もう一度会ってほしい」という要望に応じたことがきっかけで、行為がエスカレートすることは多いという。

 福井さんはストーカーに対しては、(1)交際するつもりはないこと(2)好きではないこと(3)あなたの行為は迷惑であり恐怖であること(4)すぐに行為をやめてほしいこと、を冷静に断固として伝えることが大事だという。相手を逆上させることがあるので「ウザイ、キモイ」など感情的な言い方は避ける。他人を介して伝えてもストーカーは被害者本人の意思ではないと解釈するので、自分の言葉で伝えるのがポイントだ。拒絶の意思を何度も反芻してもらえるように書面を添えるのもいいという。

※AERA 2012年10月29日号

2012年11月1日木曜日

詐欺容疑で、元九州弁護士会連合会理事長の弁護士島内正人容疑者(66)=北九州市小倉北区大手町=を逮捕した。

成年後見監督人の弁護士逮捕=1800万円振り込ませる―福岡県警 (時事通信) - Yahoo!ニュースからの引用
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121031-00000169-jij-soci


時事通信 10月31日(水)21時20分配信
 成年後見人をしていた男性から1800万円を自分の口座に振り込ませたとして、福岡県警小倉北署などは31日、詐欺容疑で、元九州弁護士会連合会理事長の弁護士島内正人容疑者(66)=北九州市小倉北区大手町=を逮捕した。「うそをついて現金を振り込ませました」と容疑を認めているという。

準強制わいせつ罪に問われた精神科医(60)の判決で、東京地裁は31日、「医療行為だったとする主張を排斥できない」と無罪(求刑懲役4年)を言い渡した。

女性患者へのわいせつ目的否定し無罪 精神科医に東京地裁「薬の副作用把握するための診療」 - MSN産経ニュースからの引用
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121031/trl12103114270004-n1.htm


2012.10.31 14:25
診療と称して女性患者3人にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた精神科医(60)の判決で、東京地裁は31日、「医療行為だったとする主張を排斥できない」と無罪(求刑懲役4年)を言い渡した。

大西直樹裁判長は、クリニックに通院していた女性患者3人の胸を触った行為について「3人に処方していた薬の副作用を把握するための診療だった」と認定。うち1人は着衣を脱がせて陰部も触ったが「風俗店に勤めていた女性から相談を受けて診療した」と判断した。

2012年10月19日金曜日

裁判官が、罪を犯した動機や背景を理解しようと、被告人の話に熱心に耳を傾けている姿や、被告人が事件にきちんと向き合い、更生できるように工夫している

朝日新聞デジタル:裁判官  西脇 真由子さん-マイタウン京都

最初は、「なぜ同じような質問が繰り返されるのだろうか」と思いました。しかし、傍聴するうちに、それぞれの立場から犯罪の動機をじっくりと聞いて理解しようとしていることや、同じことを繰り返さないためにはどうすればいいのかを本人に考えさせようとしていることが伝わってきました。私は、この日の傍聴をきっかけに、裁判に興味を持ちました。
裁判官が、罪を犯した動機や背景を理解しようと、被告人の話に熱心に耳を傾けている姿や、被告人が事件にきちんと向き合い、更生できるように工夫している姿を見て、裁判官に憧れるようになったのです。
私はいま、裁判員裁判を担当しています。裁判員の方々も、裁判官以上に被告人の思いや犯行に至った経緯を理解しようと、被告人や証人の話に真剣に耳を傾け、誠実に取り組んでおられて、頭が下がります。私も、裁判員の方々に負けないくらい、被告人の話をじっくり聞き、少しでも心情を理解し、聞いた話を踏まえた上で、より適切な判断ができるよう、日々努力していきたいと考えています。

弁護士には法律知識よりもむしろ、いかに反省を促し、問題点に気づいて立ち直ってもらうかの腕が問われます。

朝日新聞デジタル:弁護士 野澤 健さん-マイタウン京都

そんな私が、弁護士登録してからずっと取り組み続けているのが少年事件です。少年事件は審判までの期間が短く、受任すると少年との面会や保護者との面談、被害者との示談交渉や事件記録の検討など、あれこれと走り回ることになります。  ほかにも多くの事件を抱えているので、正直なところ、少年事件を担当することはなかなか大変です。それでも、多くの少年が審判を通じて自分を見つめ直し、最初に会った頃とは見違えるほど成長していく姿を見られることにやりがいを感じます。  非行を認めている事件の場合、弁護士には法律知識よりもむしろ、いかに反省を促し、問題点に気づいて立ち直ってもらうかの腕が問われます。小難しい理屈を持ち出すのではなく、正面から向き合って話ができるのも、やりがいだと感じます。

自分が火事や犯罪を起こさなくても、被害に遭うかもしれないという心配はあるでしょう。訴訟について、同じような心配は本当にないですか

朝日新聞デジタル:弁護士 橘 英樹さん-マイタウン京都

近くに裁判所がなくて「困ったな」と思ったことはありますか? 多くの方は「そんなに困らないよ」と思われるでしょう。では、消防署や警察署ならどうでしょう。さすがに「困った」「不安だな」と思われるでしょうね。たとえ自分が火事や犯罪を起こさなくても、被害に遭うかもしれないという心配はあるでしょう。訴訟について、同じような心配は本当にないですか。

今こそ、「弁護士とは社会でどのような役割を担う人間なのか」ということを明らかにするべきだ。

給費制廃止で司法修習生がなんと“多重債務者”に 今こそ議論すべきは「弁護士の一分」|弁護士界の憂鬱 バブルと改革に揺れた10年|ダイヤモンド・オンライン

今こそ、「弁護士とは社会でどのような役割を担う人間なのか」ということを明らかにするべきだ。本連載第3回で詳述したように、弁護士界は弁護士人数増加による就職難が深刻で、給費制廃止派が言う「弁護士になれば稼げるようになる」という前提も崩れている。「弁護士の一分」の答えを見出す良いタイミングではないだろうか。

2012年9月27日木曜日

給費制から感じ取る 国に対する“義理”

給費制廃止で司法修習生がなんと“多重債務者”に 今こそ議論すべきは「弁護士の一分」|弁護士界の憂鬱 バブルと改革に揺れた10年|ダイヤモンド・オンライン
給費制から感じ取る
国に対する“義理”

 なぜ給費制という制度で、国が弁護士を育てていたのか。それは、弁護士が法治国家の要となる人材だからだという考えに基づいていた。最終的に、国民の権利を法に基づいて国家権力から守るのは弁護士だ、ということなのだ。弁護士も、給費制という制度からそのメッセージを受け取っていた。多くの弁護士は「税金で育ててもらったから、国に義理を感じている。弁護士になったら、その義理を果たしたい」という気持ちを持つ。

 冒頭の種田弁護士のような弁護士たちが、手弁当でカネにならない事件を引き受け、依頼者のために汗をかいていた原動力は、こうした義理の部分が大きい。

 貸与制になった今、司法修習生は義理もなにも感じることはない。そのため、モラルハザードが起きつつあるという。法治国家の担い手という意識が希薄になり、「国や国民から見放された」と感じ、まじめに修習に取り組まない者もいるという。

 いま心配されているのは、借金まみれで弁護士になった新65期以降の弁護士のなかには、カネになる事件しか受け付けない輩がでてくるのではないかということだ。そうなれば、福島第一原発の被災者のように、経済的にも精神的に弱い立場に追いつめられた人たちの権利を守ることは、難しくなるのかもしれない。


2012年7月9日月曜日

Tweet by 落合洋司(@yjochi)の大津中2自殺問題に関するツイートのまとめ

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221375386775339009

<8月21日組み>サンデー討論「検察改革」
落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 07:49:39  from twicca
醜い実態が徐々に明らかにされているようだ。死に追いやった者たちにこの世の地獄をたっぷり味わわせてやるべきだろう。→ 大津中2自殺、本人が担任に「いじめ受けてる」 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞) yomiuri.co.jp/national/news/…

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221376190362038272

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 07:52:51  from Seesmic
そういう態様で殺人罪が認定された判例があります。具体的状況によるでしょう。RT @nackggg: @yjochi おはようございます。 いじめと呼ばれる行為において、 連日の暴行・脅迫・強要・暴言で自殺に追い込んだとして、殺人とみなされる可能性はありますか?(要件は)

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221377199935205378

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 07:56:52  from twicca
弁護士のくせに冴えない奴だな。→ 【関西の議論】“自殺練習”の衝撃 事実隠す市、沈黙続けた女性市長 大津の「いじめ死」で新展開  - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/west/west_affa…

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221575932383739904

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 21:06:33  from Seesmic
十分な検証が必要。RT @GN_JP: いじめの信号、再三逃す ほかの生徒が指摘も 大津自殺 - 朝日新聞: 大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年 asahi.com/national/updat…

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221591835104129024

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:09:45  from web
@okumuraosaka 最悪な言い訳でしたね。>その上で越市長は、「わたし自身が弁護士なので、訴訟の場で真実を明らかにできるという考えにとらわれていたのかなと思う」と述べnhk.or.jp/lnews/otsu/206…

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221596377547931649

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:27:48  from Tweet Button
日本史上最悪の中学校じゃないかな。→【中2自殺】「暴力」「いじめ」227件 「家族全員死ね」と生々しい証言も - MSN産経ニュース sankei.jp.msn.com/affairs/news/1…

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221599739714605056

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:41:09  from web
滋賀県警が、このまま動かすに済むとは到底思えないな。加害生徒、知りながら放置した教師について、立件へ向けて動くのが筋だろう。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221600319904284672

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:43:28  from web
掲示板にわいせつ画像があったら、具体的に知らなくても放置したとして運営者、管理者の刑事責任を問おうとするくらいだから、生徒らがいじめで暴行、脅迫等しているのを知っていながら放置した教師には、幇助犯くらいは成立すると考えるのが、警察としては筋だろうな。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221601033653207040

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:46:18  from web
学校という閉鎖空間で、生徒らがいじめを繰り返して刑事犯罪に及んでいるのを、まず止められるのは教師しかいないから、教師が知りながら放置すれば不作為の幇助犯、という考え方は十分成り立つだろう。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221601265652731904

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:47:13  from web
一緒になっていじめを喜んだりして、同心一体となっていれば(この言葉、懐かしい)、共謀共同正犯、ということもあり得る。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221601780545503234

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:49:16  from web
被害者が亡くなっていても、周囲の生徒を徹底的に調べて、自殺の前の、特定できる被害(暴行、脅迫等)が解明できれば、被害者供述がなくても立件可能。立件例もあるはずだよな。>警察庁

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221602168308895746

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:50:48  from web
大津の中学校は、学校中の隅々まで監視カメラを設置して、違法行為がないか監視でもしないと駄目かも。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221602320381775873

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:51:25  from web
こういうときこそ、警察の真価が問われるんじゃないか。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221604069901471744

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:58:22  from web
被害者の行為を利用する間接正犯、という類型もある。そういう殺人の立件、有罪例もある。いじめ抜いたうえで自殺の練習までさせていた、ということになると、被害者を追いこみ被害者の行為を利用して殺害した、殺人による立件ということも視野に入ってくるのではないかな。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221604378367373312

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 22:59:35  from web
滋賀県警が尻ごみするなら、大津地検が独自捜査で乗り出すことも検討されるべきだろう。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221604672752979969

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 23:00:45  from web
いずれにしても、刑事で何もせずこのまま、というのは到底無理だろう。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221605154665930753

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 23:02:40  from web
最近、何の良いところもない大阪地検特捜部が動く、というのも1つの方法ではある。

Tweet by 落合洋司(@yjochi)

ソースURL: http://twitter.com/yjochi/status/221606792373866497

落合洋司 (@yjochi)
2012/07/07 23:09:11  from web
ない犯罪をでっちあげるのとは違い、大津の件は、違法な行為が繰り返されていた実態はあるわけだから、大阪地検特捜部でもできるだろう。

2012年6月28日木曜日

市民からの相談に、私的な支援を申し出て個人的に対応したとして、・・・1カ月の懲戒処分にした。報告を受けた後も適切に対応せず、・・・の処分にした。

 

三重県四日市市は28日、市立病院の医師と市民文化部の職員ら計4人の懲戒処分を行ったことを明らかにした。処分は27日付。

 市によると、入院中の女性患者の下腹部を触ったとして市立四日市病院の小児科医師を懲戒免職にした。

 市民からの相談に、私的な支援を申し出て個人的に対応したとして、市民文化部の女性相談員を停職1カ月の懲戒処分にした。報告を受けた後も適切に対応せず、相談者の信頼を損ねたとして、同部の男性部長と男女共同参画課の女性課長を減給10分の1(1カ月)の処分にした。

「小児科医、女性患者の下腹部触る…4人懲戒処分 」:イザ!

こちらは、最近の検察の暴走と、この検察が垂れ流すリークと大手メディアのスクラムが、日本を異常な状態に陥れ、まさに恐怖政治状態になっていることに対し、ただ、見ているだけではなく、自らの手で、一石を投じるための協議の場です。

 

ごあいさつ

こちらは、最近の検察の暴走と、この検察が垂れ流すリークと大手メディアのスクラムが、日本を異常な状態に陥れ、まさに恐怖政治状態になっていることに対し、ただ、見ているだけではなく、自らの手で、一石を投じるための協議の場です。

なにかおかしいと思いながらも、傍観しているうちに、残念ながら、状況はどんどん悪くなってきてしまいました。ですから、ここで、勇気を持って声をあげていこうというものです。

以下は、ドイツの神学者マルティン・ニーメラーの言葉です。

私たちとしては、ひとりひとりがささやかな勇気を奮い起こし、最後の行に至る状況になる前に、行動を起こそうというのが、会の趣旨です。

彼らが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は共産主義者ではなかったから。

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった、
私は社会民主主義ではなかったから。

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった、
私は労働組合員ではなかったから。

彼らがユダヤ人たちを連れて行ったとき、私は声をあげなかった、
私はユダヤ人などではなかったから。

そして、彼らが私を攻撃したとき、
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

健全な法治国家のために声をあげる市民の会

健全な法治国家のために声をあげる市民の会

 

2012/6/27

当会は、陸山会事件における、田代政弘検事を虚偽有印公文書作成及びその行使について告発していましたが、この度、検察は、動かぬ証拠があるにもかかわらず、田代および作成を命じた上司たちを不起訴とし、また、非常に軽い行政処分のみで終わらせようとしています。
このことは、検察の自殺行為といっても過言ではなく、国民の司法に対する信頼と我が国の法治国家としての基盤を根底から揺るがすものです。
当会としてはこれを到底容認できるものではなく、今回の処分決定に強く抗議します。

これまで、当会は、検察組織の自浄作用に期待していましたが、残念ながらそれが不可能であることが判明した今、次なる行動に向けた準備を粛々と進め、今後もねばり強く闘っていきます。

健全な法治国家のために声をあげる市民の会

2012年6月26日火曜日

「小沢離党・新党」こそ独立国家・日本の進むべき道である。

 

誰が、どういう組織が、「小沢夫人離縁状」なる紙爆弾怪文書を全国にばら撒いたのか、という問題こそマスコミジャーナリズムは追及すべきだと思うが、まったくその気配はない。ましてや、紙爆弾怪文書を全国にばら撒いたのが野田佳彦首相周辺だとすれば、日本国の存亡にもかかわる大問題、大スキャンダルのはずだが、まったく追及の動きはない。マスコミも、怪文書騒動の仲間、共犯者ではないのかと思うしかない。

「小沢離党・新党」こそ独立国家・日本の進むべき道である。奴隷植民地国家を画策する売国陰謀政治家・仙谷由人、その仲間の野中広務、松田賢弥…等の史上最低の政治的陰謀・謀略が、国を滅ぼす。それにしても、誰が、どういう組織が、「小沢夫人離縁状」なる紙爆弾・怪文書を全国にばら撒いたのか。野田官邸周辺しか考えられないのだが、それこそ集団的自殺行為ではないのか。そこまでして、野田佳彦と仙谷由人は、米国傀儡政権の延命を果たしたいのか。昨日の野田の殺し文句・・・「こころから・・・」「こころから・・・」「こころから・・・」・・・(笑)。口の軽い男である。「こころ」が三つも四つもあるらしい。最低である。 - 文藝評論家=山崎行太郎の政治ブログ 『毒蛇山荘日記』

怪文書という扱いになっているみたいですが、だとすれば小沢氏サイドから出回った可能性もありそうです。

2012年6月25日月曜日

2012-06-21 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」違法ダウンロードの罰則化法案成立 ユーチューブやニコ動は大丈夫なのか

 

違法ダウンロード罪は親告罪になっていますが、そもそも、権利者等が告訴しようと思っても、違法ダウンロードを、いつ、誰が、どこで、どのようにして行っているのか、捜査してみないとまったくわかりませんから、誰が、という点は氏名不詳でも告訴状が出せるとしても、その他の点が皆目不明では、告訴事実が特定できず、告訴は不可能です。結局、警察捜査の結果により違法ダウンロードをした者やその行為内容が判明し(ログの解析等により)、その結果を警察から「教えてもらって」、はじめて告訴できる、という流れになるはずです。親告罪、といっても、実態は、何をどの程度立件するかは警察のさじ加減と権利者等との談合次第、という、実効性どころか、恣意性や不公平さ、不明朗さが大きな、巨大なグレーゾーンができてしまい、大多数の善良な一般国民が「刑罰」という威嚇の中で怯えながらインターネットを使わざるを得ない(ごく少数の悪質な違法ダウンロード者は捜査の対象にならないよう巧妙に痕跡を残さないでしょう)、まことに不幸な世の中になってしまった、ということでしょう。

2012-06-21 - 弁護士 落合洋司 (東京弁護士会) の 「日々是好日」#1340245196#1340245196

東京新聞:秀作ドキュメント劇場公開 東海テレビ「死刑弁護人」:放送芸能(TOKYO Web)

 

2012年6月22日 朝刊

テレビで放送された優れたドキュメンタリー番組が、東京都内の映画館で相次いで上映されている。ドキュメンタリーは内容が高く評価されても、放送が深夜帯だったり、全国ネットではなかったりということが多い。劇場公開で、テレビでは見られなかった人にも作品に触れるチャンスが広がっている。 (宮崎美紀子)

劇場公開にいち早く取り組んできたのは、東海テレビ(名古屋市、フジテレビ系)。「死刑弁護人」を、三十日から東京・ポレポレ東中野で上映する。

オウム真理教事件、和歌山毒カレー事件、光市母子殺害事件など、死刑事件の担当で知られる安田好弘弁護士を追った作品だ。東海地方では昨年十月に放送され、文化庁芸術祭優秀賞を受賞するなど注目されたが、首都圏では未放送だった。

監督は斉藤潤一ディレクター。「裁判長のお弁当」「光と影~光市母子殺害事件 弁護団の300日~」など、司法をテーマに制作してきた。「光と影~」の取材で、信念を曲げない安田弁護士の生き方に興味を持ったのが今回のきっかけだ。

作品は、世間からバッシングを受ける安田さんに深く入り込んでいる。「カメラ嫌いの人なので、懐に飛び込もうと思った。取材の後は必ず一緒に食事に行った。本来なら一歩引くべきかもしれないが、密着しないと撮れなかった」と斉藤さん。事件を取材し、放送して終わり、ではなく「なぜ起きたのか、何が原因なのかを一つずつ拾い上げていくのがドキュメンタリー」と語る。「映画館でのお客さんの反応が、次の作品の糧になる」

東京新聞:秀作ドキュメント劇場公開 東海テレビ「死刑弁護人」:放送芸能(TOKYO Web)

2012年6月12日火曜日

元検ブログの常連からのコメント(2008年6月24日) – 再審請求_金沢地方裁判所御中(日暮れて途遠し_2011)

2011-08-26の記事の引用転載になります。

再審請求金沢地方裁判所御中(日暮れて途遠し2011)

=======引用開始=======
ジェイ 2008/06/24 18:17 あなたの投稿がずっとスルーされてきたのは、
(1)エントリーと関係ないことを延々とコメントすること
(2)自分のブログの宣伝行為を行っていること
(3)あなたのブログで主張されたいことがわからず、かつ、あなた自身が被害を与えた被害者その他関係者の実名を記載しており、これらの人の名誉を侵害しており、そのようなことができる神経に対して、恐ろしさを皆感じていること、つまり、あなたと関わりたくないと皆思っていること

が原因だと思います。
犯罪被害者のことを守る、守らない、という議論に参加する資格はあなたにはありません。

そして、上記のようなコメントがずっと続いてきており、皆、苦々しく思っているところに、あなたのモトケンさんに対する脅迫めいたコメント。
これで完全にアウトです。

それから、モトケンさんや、他の方のコメントを何の承諾もなく、ここに転記するのはルール違反ですよ。

元検弁護士ブログについて<1> – 日暮れて途遠し
=======引用終了=======

リンクは現在プライベートモードを設定中なので閲覧はできないです。前ブログが中断に至った大きな理由の一つです。元検ブログの常連の一人のような発言ですが、まるで常連の総意を伝えに来たかのようです。まあ、違っている可能性もあるのかもしれないのですが、こういうコメントがあったということは事実として示しておきます。

なお、この「ジェイ」というハンドル名は、私自身元検ブログコメント欄で見かけた覚えがほとんどないです。


再審請求2011」というカテゴリを新規作成しましたが、これは2011年度の再審請求の書面の下書きを意味し、書面に盛り込む可能性が高い内容の記事です。


参考:
死刑に対する朝日の見識 – 元検弁護士のつぶやき
モトケンブログ
モトケン (motoken_tw) は Twitter を利用しています


2012年6月9日土曜日

Tweet by 感熱紙(EXAM)(@thermalpaper00)

<ツイートのまとめ>






<記事の引用>
死刑に対する朝日の見識 - 元検弁護士のつぶやき
No.130 感熱紙(モバイル) さん | 2008年6月22日 23:01 死刑に対する朝日の見識 - 元検弁護士のつぶやき
No.130 感熱紙(モバイル) さん | 2008年6月22日 23:01

静観するつもりでいましたが…
>No.127 廣野秀樹さん
>それと、福井県の女子中学生殺人事件と言うのがありましたが、(中略)この事件も警察が被疑者の不良仲間を手なずけ、偽りの供述をさせたようなことが問題になっていたかと思います。
廣野さんは、エントリーとは全く無関係な有罪確定した事件を持ち出して、「警察は無実の人間を陥れるために証言を捏造する」とおっしゃりたいわけですね。
何の脈絡もなく知っている事をやたらとひけらかすのは御自身の勝手ですが、人によってはそれを侮辱と感じる者もいる事をお忘れなく。


<スクリーンキャプチャ>
送信者 Tweet by 感熱紙(EXAM)(@thermalpaper00)



<画像のまとめ(Picasa)>

2012年5月28日月曜日

私はあなたの裁判に関与するつもりも関心もありません。


群馬の先生じゃなくて、ブログ当時からときどき自己中心的に絡んできた人。


関心だけは持ってほしいということですか


ブログ当時から議論の流れを無視して個人的な問題を書き込んできた人です。ブロックしたら恨まれたようです。


じゃ、私なんか相手にしないほうがいいですね。いい加減にしないと法的手段をとりますよ。


しまった。そういうタイプの御仁だということを忘れていた。実名でも恥も外聞もない人は最強。


あなたの抱える事実には関心がないから。だから議論のテーマにしてないでしょ。


あなたの答を聞きたいんですよ。答えないなら、あなたは私の名誉と信用を毀損しているとみなします。


2012年5月22日火曜日

こんなことをするとコミュニティが崩壊するのではと思うが、すでに崩壊しているからいいのかな?(モトケンこと矢部善朗弁護士(京都弁護士会)

モトケン (@motoken_tw)
2012/05/22 12:37:03  from HootSuite
声かけ禁止→罰則制定→善意で声かけ→現行犯逮捕→実名報道→善意の人失職・家庭崩壊→その後善意が判明して釈放→でも、マスコミは無視。←これはまだいいほう。最悪、善意を無視されて長期間勾留されて前科1犯。


モトケン (@motoken_tw)
2012/05/22 12:27:41  from HootSuite
ある特定の状況しか見てませんね。RT @oogami_sr: なんか、完全に主婦目線ですねぇ… RT @motoken_tw: 子供に対する声かけを罰則で禁止すると、子供がどんないたずらをしていても、どんな危険な状況にあったとしても、見て見ぬ振りをするのが無難、ということに


モトケン (@motoken_tw)
2012/05/22 12:23:07  from HootSuite
子供に対する声かけを罰則で禁止すると、子供がどんないたずらをしていても、どんな危険な状況にあったとしても、見て見ぬ振りをするのが無難、ということになりそう。


モトケン (@motoken_tw)
2012/05/22 11:50:22  from HootSuite
こんなことをするとコミュニティが崩壊するのではと思うが、すでに崩壊しているからいいのかな?ところで、ここジョークサイトじゃないよねw >声かけ、つきまとい規制条例 栃木県警が検討 | 裏モノニュース ow.ly/b3P5f




あのブログのコミュニティはどうなったんだ、と改めて考えてしまいました。理由も不明のまま停止したままですが、崩壊であったのかどうかも不明です。崩壊というのも独自の世界観みたいな気がするのですが・・・この弁護士の場合、問題の受け止め方にも色々問題ありそうな気もするし。

キャプチャ画像は2012/05/22現在です。


モトケンブログ



元検弁護士のつぶやき


2012年5月19日土曜日

再審請求書2012のエントリリスト(2012年5月19日現在)

Entry List

No:1再審請求書2012(作成途中)Date: 2012-02-19 07:20:48 JST
No:2H04_傷害・準強姦被告事件_証拠等カード
No:3H04_傷害・準強姦被告事件_証人尋問調書_廣野巳代子
No:4H04-04-01_自首調書_金沢西警察署
No:5H04-04-02_乙号供述調書_金沢西警察署
No:6H04-04-08_甲号供述調書_金沢西警察署_YSN
No:72011-01-18_能登警察署.flv
No:82011-03-11_金沢地方裁判所_1.flv
No:92011-03-11_金沢地方裁判所_2.flv
No:102011-03-25_金沢西警察署.flv
No:112011-03-25_金沢地方検察庁.flv
No:122011-03-28_金沢地方裁判所.flv
No:132011-08-02_岡田進弁護士との電話.flv
No:142011-08-02_金沢地方裁判所の電話.flv
No:152011-12-07_金沢地方検察庁.flv
No:162011-12-07_金沢地方検察庁・記録係.flv
No:172011-12-07_金沢地方裁判所.flv
No:182011-12-08_能登警察署_1.flv
No:192011-12-08_能登警察署_2.flv
No:202011-12-08_能登警察署_3.flv
No:212011-12-15_能登警察署.flv
No:222011-12-28_金沢地方検察庁.flv
No:232012-02-08_金沢地方裁判所.flv
No:242012-02-08_金沢弁護士会_1.flv
No:252012-02-08_金沢弁護士会_2.flv
No:262012-02-08_法テラス石川.flv
No:272012-02-09_金沢地方検察庁.flv
No:282012-03-01_能登警察署.wmv
No:292012-03-01_金沢地方検察庁.wmv
No:302012-03-12_金沢地方検察庁.wmv
No:31H04-04-09_乙号供述調書_金沢西警察署
No:32H04-04-10_乙号供述調書_金沢西警察署
No:33H04-04-12_甲号供述調書_金沢西警察署_HTN
No:34H04-04-13_乙号供述調書_金沢西警察署
No:35H04-04-13_甲号供述調書_金沢西警察署_MHK2
No:36H04-04-13_甲号供述調書_金沢西警察署_レストラン店長
No:37H04-04-14_乙号供述調書_金沢西警察署
No:38H04-04-15_乙号供述調書_金沢西警察署
No:39H04-04-16_乙号供述調書_金沢西警察署
No:40H04-04-18_乙号供述調書_金沢西警察署
No:41H04-04-29_乙号供述調書_金沢西警察署
No:42H04-05-21_甲号供述調書_金沢西警察署_AK
No:43H04-06-18_冒頭陳述要旨_金沢地方検察庁江村正之検察官
No:44H04-06-18_第一回公判調書_金沢地方裁判所
No:45H04-06-29_第二回公判調書_金沢地方裁判所
No:46H04-06-29_論告要旨_金沢地方検察庁_検察官検事江村正之
No:47H04-06-30_公判調書_金沢地方裁判所
No:48H04-08-03_判決_金沢地方裁判所
No:49H04-08-03_第三回公判調書_判決_金沢地方裁判所
No:50H04-10-26_事前準備書_私選弁護人木梨松嗣弁護士
No:51H05_公判調書_名古屋高裁金沢支部
No:52H05_精神鑑定書_金沢大学教授山口成良
No:53H05-09-07_判決_名古屋高裁金沢支部判決
No:54H05-12-24_上告趣意書_国選弁護人斐川雅文弁護士
No:55H06-02-04_決定_最高裁判所
No:56H06-07-05_訴状_金沢地方裁判所民事部A係
No:57H07-04-13_再審請求棄却決定_名古屋高等裁判所金沢支部
No:58H07-07-27_判決_金沢地方裁判所民事部A係
No:59H12-05-22_上告審国選弁護人山口治夫の手紙
No:60H12-07-31_山口治夫弁護士からの手紙
No:61H18_最高検察庁からの書面
No:62H19-03-30_告訴状に対する返戻書_金沢地方検察庁
No:63H04-04-01_逮捕状-事実の要旨.jpg
No:64H04-04-01_逮捕状.jpg
No:65H04-04-04_勾留状.jpg
No:66H04-04-13_被疑事実の要旨.jpg
No:67H04-04-30_公判期日指定書.jpg
No:68H04-04_被疑事実.jpg
No:69H04-05-01_国選弁護人選任書_岡田進弁護士.jpg
No:70H04-05-01_請書_弁護士岡田進.jpg
No:71H04-05-26_電話聴取書_弁護人岡田進.jpg
No:72H04-05-27_公判期日指定書_裁判長三宅俊一郎.jpg
No:73H04-05-27_公判期日取消決定_裁判官川口泰司.jpg
No:74H04-05-27_公判期日取消決定謄本.jpg
No:75H04-05-27_電話聴取書_金沢地方検察庁事務官天山.jpg
No:76H04-05-27_弁論併合決定.jpg
No:77H04-05-28_移監通知書.jpg
No:78H04-05-29_請書_岡田進弁護士.jpg
No:79H04-06-18_令状関係送付書.jpg
No:80H04-08-06_控訴申立書.jpg
No:81H04-09-07_控訴趣意書差出最終日通知.jpg
No:82H06-07-20_回答書_金沢弁護士会人権擁護委員会_委員長若杉幸平.jpg
No:83H11-09-02_起訴状_金沢地方検察庁検察官検事下平豪.jpg
No:84H11-09-02_公訴事実_金沢地方検察庁検察事務官島井康史.jpg
No:85H11-09-10_公判期日召喚状_金沢地方裁判所裁判官小川賢司.jpg
No:86H11-09-16_国選弁護人選任通知書_野田政仁.jpg
No:87H11-12-24_弁護人選任に関する通知及び照会書.jpg
No:88H12-05-09_ご連絡とご照会_上告審国選弁護人山口治夫.jpg
No:89H13-01-18_通知書_金沢地方検察庁検察官検事神田浩行.jpg

2012年5月14日月曜日

弁護士の仕事の内容・弁護士の働き方と生活・弁護士にふさわしい人・弁護士の収入、資格

職業情報:弁護士 | Benesse マナビジョン
弁護士の仕事の内容

法律を通じて一般市民の権利を守る
弁護士は高度な法律知識を備えた専門家で、基本的人権の擁護と社会正義の実現という使命に基づいて、市民の利益を守っている。
主な仕事は、法廷の内外で依頼者の権利や利益、人権などを守ることだ。刑事事件では検察官と、民事事件では相手の弁護士と論争を行う。企業の顧問弁護士として契約を結び、会社の法律相談やトラブルの解決に当たることもある。
弁護士に持ち込まれる依頼内容は、刑事事件、不動産売買関係のトラブル、交通事故の慰謝料問題、離婚問題、相続問題など様々だ。
裁判に臨む際には、情報や証拠を収集し、法令や判例の研究などを行う。

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弁護士の働き方と生活

司法修習後は法律事務所などに所属
弁護士として独立開業するには豊富な経験や資金が必要となるため、司法修習修了後、まずは法律事務所などに就職する場合が多いようだ。
調べものや書類作成、依頼者や被疑者との面接など、裁判にあたっては様々な準備が必要だ。そのため、仕事は全般的にかなりの激務で、勤務時間も不規則になることが多い。

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弁護士にふさわしい人

柔軟な考え方と駆け引きのうまさ
法廷で相手側の弁護士や検察官と論争するには、論理的で機転の利く思考力が必要になる。また、民事裁判では双方に言い分があることが多いため、戦術的な駆け引きのうまさや裁判官を納得させるだけの説得力があることも重要だ。
そして、正義感、責任感が強く、誠実であること、依頼者の話を丹念に聞き、調査やデータの収集にじっくり取り組む粘り強さも必要だ。加えて、独立開業した場合には、自ら顧客を開拓する営業センスも求められる。

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弁護士の収入、資格

収入 …
平均給与 約96万円 (2010年厚生労働省調査)
必須資格 …
司法試験

2012年5月12日土曜日

テレビ朝日|土曜ワイド劇場5月12日「事件15」

テレビ朝日|土曜ワイド劇場
伊丹秀一(北大路欣也)は、正義感あふれる人権派の弁護士。海外研修中の弁護士・加瀬直人のピンチヒッターとして、伊丹の娘で弁護士の織枝(松本莉緒)が事務所を手伝うこととなり、少々やりにくさを感じていた。
そんなとき、伊丹が引き受けたのは、奇しくも娘を殺した犯人に復讐した容疑で逮捕、起訴された高校教師・中井光一(杉本哲太)の国選弁護人だった。中井家は、妻・美佐子(若村麻由美)、長女の綾(吉谷彩子)、長男・涼(前田公輝)、次男・舜(溝口琢矢)の幸せな5人家族だったが、4年前、音楽大学に合格し前途洋々だった綾が2人組のひったくりに遭遇して転倒、頭部を強打して死亡するという痛ましい事件に巻き込まれたのだ。
ひったくり犯のひとり、佐山琢磨(宗像大介)には無期懲役の判決が下ったが、事件当時、未成年だった共犯・黒川圭太(窪田正孝)は10年以上15年未満の不定期刑となり、結局、仮釈放が認められて、わずか4年で出所。その黒川が先日、公園で死体となって見つかり、光一が殺人容疑で逮捕されたのだ。だが、光一は警察でも検察でも一貫して容疑を否認しており、接見した伊丹にも無実を主張する。

公判初日。若月検事(石丸謙二郎)は、被害者の血痕が光一のジャケットに付着していたこと、現場の土が光一の靴底や中井家の玄関から採取されたことなどを証拠として挙げるが、光一は依然として否認。証言台に立った美佐子も、事件当夜、黒川が殺害された夜10時半よりも前に夫が帰宅していたことを証言、血痕は1カ月前に付着したものだと話す。
実は、事件の1カ月前、光一と美佐子、そして生前、綾と交際していたサッカーコーチ・遠藤祐介(南圭介)の3人で、出所したばかりの黒川に会いに行ったところ、悪態をつかれ、我慢できず殴りかかったという揉め事が起きていたのだ…。だが、美佐子は証言台で「黒川の反省のない態度を目の当たりにしたら、殺意が芽生えるのは当然」とも発言してしまい、裁判員の多くは、光一に不利な印象を抱いたようだった。

ところが、思いもよらない事態が起きた。巻き返しを図らなければと臨んだ公判2日目、なんと美佐子が前日の証言を翻し、夫が帰宅したのは夜11時過ぎであり、光一からその偽証を頼まれたと言い出したのだ。予想外の出来事に、驚く伊丹と光一。
さらに、思わぬ展開は続いた。光一の弟・拓次(原田龍二)が思いつめた表情で伊丹の事務所を訪れ、1通のメールを見せたのだ。それは、黒川が殺された公園の土をこっそり持ってくるようにと拓次に指示する、美佐子からのメールだった。なんと美佐子は拓次と不倫関係にあり、邪魔な夫・光一に罪をきせるため、証拠をねつ造したというのだ。光一は、やはり冤罪だったのか…!?はたして、この“復讐殺人”の裁判の行方はどうなるのか…!? 伊丹が調べを進めた結果、驚くべき真相が浮かび上がってくるのだが…!?

  URLをみると固定URLにはなっていないみたいです。時間が経つと違う内容が表示される可能性があります。新聞のテレビ欄では「復習法廷・・・」などとありました。
結果としてみれば、真犯人をかばうという目的でしたが、複雑でややこしいストーリーでした。被害者家族の感情・心理描写もずいぶん複雑なものがあり、いろいろと考えさせられました。「警察も裁判所も犯人を見抜けなかった。どうせでたらめだから、犯人は誰でもいい。」というような妻の発言もありましたが、思惑が絡み合うものだと改めて思いました。

 「事件15」 というタイトルも気になっているのですが、土曜ワイド劇場の事件というシリーズの15作目になると考えるのが合理的かと思います。しかし、自分は事件というシリーズを見た覚えがなく、15作も続いているとなると10年以上になるのかもしれず、今まで1回も気がつかなかったのも不思議です。

 気になったので、「土曜ワイド劇場 事件1」と検索してみたところ、次の情報が見つかりました。やはりシリーズもので初回は平成5年だったようです。19年越しのシリーズということになりそうです。
http://sb-p.jp/oishi/dowai/series/jikenlist.html


2012年5月10日木曜日

声明では、一連の検察による捜査、裁判を「明らかに政治弾圧だ」と厳しく批判

「小沢系議員が控訴に抗議声明「政治活動を妨害」」:イザ!
民主党の小沢一郎元代表が会長を務める勉強会「新しい政策研究会」は10日の会合で、1審無罪判決の小沢氏が控訴されたことに対し、「小沢氏の政治活動を妨害しようとするもので到底許されない。強く抗議する」とした声明をまとめた。

声明では、一連の検察による捜査、裁判を「明らかに政治弾圧だ」と厳しく批判。その上で「不当な政治弾圧に屈することなく、これからも小沢氏の下に一致結束していく」としている。会合には約100人の議員が出席したが、小沢氏は風邪のため欠席した。

2012年5月1日火曜日

「その後、私は、刑事事件を多く扱うようになりました。そして、裁判官や検察官という存在に対して、甚だしい不信感を抱くようになりました。」という弁護士さんのコメント

司法ウオッチ/【裁判員制度】裁判員制度は本当に必要だと思いますか
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「かすかな希望の光」だと思っています
杉山博亮(東京弁護士会)
裁判員制度に賛成です。
最善かどうかはともかく、実現してよかったと思っています。

裁判員制度が導入される前、私は、東弁のある委員会でこの制度の検討をしました。当時、私はこの制度に対して懐疑的でした。
まだ、それほど多くは刑事事件をやっていなかったころのことです。当時は、同じ法曹である裁判官や検察官に対して、まだ一定の信頼感を抱いていました。

その後、私は、刑事事件を多く扱うようになりました。そして、裁判官や検察官という存在に対して、甚だしい不信感を抱くようになりました。司法修習生のころ、あんなに輝かしく有能な大先輩に見えた裁判官や検察官に対して、です。

刑事裁判において、弁護人の主張・立証など「荒野に向かって叫ぶ」に等しい、と感じています。
正直なところ、刑事裁判官や検察官には、一度全員やめてもらって、弁護士から任官してほしいと考えています。
弁護士に成り立てのころ、会合で顔を合わす大先輩のおじいちゃん弁護士たちが「法曹一元」と熱く語っていた意味を、最近噛みしめています。

裁判官には無理でも、裁判員になら、まだ声が届く可能性があるのではないか。これが私の一縷の望みです。

私自身は、裁判員裁判で、まだよい結果をもらっていません。ただ、裁判員の方々は極めてまじめだと感じています。
この制度の導入が決まったころから、裁判傍聴をする人の数は目に見えて増えました。みんなまじめだなと思います。そして高い意識をもっていることに感心します。

だから、期待しています。少なくとも、真実を見抜こうという目で事実認定に臨んでくれると思えます。量刑理論だって、かみ砕いて説明するなら、理解しようとしてくれるでしょう。
裁判官に対しては、私は、もはやそんな期待すらできなってしまいました。裁判官がどんな人たちか。それを国民が知るだけでも、意味があります。

コメント欄から引用させて頂きました。自分の刑事裁判に対する意識の変化にも似ていると思いました。また、裁判員制度を支持する理由にも共通するものがありますが、国民が裁判官を知る、というよりは、弁護士がどういうものかを知るべきだという気持ちが強かったです。

2012年4月26日木曜日

やめさせてくれない ~急増する退職トラブル~ 放送予定 - NHK クローズアップ現代

放送予定 - NHK クローズアップ現代

厳しい雇用情勢が続く中、全国の労働者支援の窓口に意外な相談が増えている。「会社をやめたくてもやめさせてくれない」というものだ。長年労働者を支援してきたNPO法人・労働相談センターには、“退職拒否”に関する相談がこの2年で3倍に急増。退職する権利は法律で守られているが、会社側が失業保険の申請に必要な「離職票」を出さない、「やめたら研修などで投資した額や、営業で出た損失を損害賠償請求する」という脅しをかけるなど、様々な手法で社員をやめさせず、トラブルに発展するケースが相次いでいる。一つ一つの事例からは、新たな人材を雇い入れる資金や体力すら失い、都合良く働き続ける社員を手放さない企業の姿と、棚上げされる労働倫理の今が浮かび上がる。なぜやめられないのか、そしてなぜやめさせないのか。急増する“退職拒否”の実態を報告する。

2012年4月11日水曜日

弁護士が控訴ウッカリ、1100万円支払い確定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)

弁護士が控訴ウッカリ、1100万円支払い確定 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
横浜弁護士会に所属する男性弁護士(67)が、神奈川県鎌倉市の男性に依頼された民事訴訟の控訴手続きを忘れ、そのまま判決が確定していたことが11日、同弁護士会への取材でわかった。男性は弁護士会に懲戒請求を検討している。

 弁護士の受任した案件の放置というのはまったく珍しくないですが、控訴の手続きを忘れていたというのは珍しいかもしれないです。本当に忘れるものなのかも不思議ですが。


2012年4月5日木曜日

最高検は昨年9月、「検察の理念」を策定し、公表

「【主張】元特捜部長ら有罪 正しく強い検察の再生を」:イザ!
最高検は昨年9月、「検察の理念」を策定し、公表した。冒頭にこうある。

 「検察は、公共の福祉の維持と個人の基本的人権の保障とを全うしつつ、事案の真相を明らかにし、刑事法令を適正かつ迅速に適用実現するため、重大な役割を担っている。我々は、その重責を深く自覚し、常に公正誠実に、熱意を持って職務に取り組まなくてはならない」


2012年3月30日金曜日

矢部善朗弁護士はどこへ行く。: la_causette(小倉秀夫弁護士のブログより)

矢部善朗弁護士はどこへ行く。: la_causette
09/08/2008
矢部善朗弁護士はどこへ行く。

私の「不条理な脅しには屈してはいけない」というエントリーでは、まず、冒頭で、

運動論的にいうと、「俺たちの要求をのまないと、医師たちは逃散するぞ。そうした医療崩壊で困るのは、お前ら愚民たちであって、お医者様は一切困らないんだぜ」という路線で来る限りは、その種の医師たちの要求には一切屈してはいけないということになります。ひとたびその種の脅しに屈して理不尽な要求を受け入れると、要求は次々とエスカレートしていく危険があるからです。

と述べています。これは、時に、民暴を含めた不当要求に対処しなければならない法律実務家にとっては、概ね基本中の基本というような話です。

その後は、"救急時の刑事免責"という極めて限定的な要求を飲んだ場合に、要求はどのようにエスカレートしうるかという、「現時点では架空の話」をしています。そのような文脈の中で、

さらには、医療とは離れた犯罪ないし不法行為に関する民事または刑事上の責任の免除を医師たちが求めてきた場合にも、その要求に屈しなければいけなくなるかもしれません。「医師というのはストレスがたまるのだから、女性患者に対するいたずらくらい容認されなければ、到底やっていかれない。医師の大量逃散を防ぐためには、文字通り医師に包括的な免責特権を与えよ」と脅されたとき、一度その種の脅しに屈した社会はずるずると脅しに屈し続けることになるかもしれません。

と述べていますので、この中に含まれる"「医師というのはストレスがたまるのだから、女性患者に対するいたずらくらい容認されなければ、到底やっていかれない。医師の大量逃散を防ぐためには、文字通り医師に包括的な免責特権を与えよ」と脅されたとき"というのが「現時点では架空の話」であることは、普通の日本語読解力を有する人には自明の理であると言えます。

京都弁護士会の矢部善朗弁護士が、私を攻撃するだけのために立ち上げた「モトケンの小倉秀夫ヲッチング」というブログの「「冤罪に憤る人の多くは刑事実体法の廃止を主張しない」について」というエントリーにおいて、

もっとも、小倉弁護士は、「医師たちは、故意犯である診察室における強制わいせつ行為についても処罰しないことを求めている。」という独自の理解(通常の用語では誤読または曲解)をされているので、そのような理解に基づけば、適切な例えになるのかも知れませんが、それは小倉弁護士一人にしか妥当しないと思われます。

と仰っています。もし、私の上記エントリーにおける上記言い回しを根拠として、"小倉弁護士は、「医師たちは、故意犯である診察室における強制わいせつ行為についても処罰しないことを求めている。」という独自の理解(通常の用語では誤読または曲解)をされている"と仰っているのであれば、ひどい曲解です。悪質なデマだと言っても言い過ぎではありません。上記エントリーにリンクを張ったり、あるいは具体的に"「医師というのはストレスがたまるのだから、女性患者に対するいたずらくらい容認されなければ、到底やっていかれない。医師の大量逃散を防ぐためには、文字通り医師に包括的な免責特権を与えよ」と脅されたとき、一度その種の脅しに屈した社会はずるずると脅しに屈し続けることになるかもしれません。"と言う部分を忠実に引用したりすれば、「現時点で現実化した話」として「医師たちは、故意犯である診察室における強制わいせつ行為についても処罰しないことを求めている。」と私が言っているわけではないことがばれてしまうからでしょうか、上記エントリーにリンクも貼らず、上記言い回しを正確に引用することもしていません。

矢部弁護士のブログでは、一部の医師の過剰な要求をたしなめる私は、露骨に憎悪の対象とされています(例えば、前記「モトケンの小倉秀夫ヲッチング」では2ちゃんねるでの私に関する中傷スレッドにトップページからリンクが貼ってあります。これは、2ちゃんねるで行われる中傷発言が人々の目に触れる機会を積極的に増大させ、その名誉毀損効果を高めようというものであって、名誉毀損行為の幇助行為とされてもおかしくない行為です。また、コメント欄ではすでに"たとえどんな酷いことを書いても、ご自分が病気になられた場合、点滴に雑巾の絞り汁を混注されることは絶対無いと確信なさっていらっしゃるのでしょうから。(笑。"との脅しが私に対してなされ、さらにこれを支持する"「医療に仇なすもの、および協力者」に対しては全国の医療機関が一致団結して「然るべき報い」をくらわすものである、としたら…誰も訴訟なんか起こせないでしょう恐ろしくて。何実行する必要はありません。そう思わせるだけ、でいいのです。"等の発言が公然と語られても放置されているくらいです。)。だからといって、弁護士なんだから、やっていいことと悪いこととがあるように思います。

09/08/2008 dans Internet | Lien permanent

 比較的最近になって見つけたエントリなのですが、日本の弁護士界、司法界はどうなっているのかと、改めて考えさせられます。