2012年11月4日日曜日

それは、恐ろしい事実ですが、明らかになっていないだけでどれほど、無罪なのに有罪とされている人がいるのか、想像がつきません。

刑事事件に対する考え│刑事事件弁護士 Mot [傷害事件・万引き・大麻etc]からの引用
http://motmot.bz/reason/opinion.php


昨今明らかになった、かつてのDNA鑑定の不備による冤罪は話題になったと思います。最新のDNA鑑定により無実であることがわかり、釈放されました。足利事件などでは、冤罪により17年も冤罪により服役しました。
「刑事に髪を引っ張られたり、蹴飛ばされたりしながら、『自分はやっていない』と訴えた。でも、受け付けてもらえず、自白してしまった」とのこと。
後日犯行を否認しても、たった一度の自白と曖昧な証拠により冤罪になり、17年の人生が空白になってしまう…。それは、恐ろしい事実ですが、明らかになっていないだけでどれほど、無罪なのに有罪とされている人がいるのか、想像がつきません。
障害者割引郵便制度の悪用に絡む厚生労働省の偽証明書発行事件では、大阪地検特捜部が押収したフロッピーディスク内の文書データを 改竄(かいざん)したことと、誘導による供述調書の作成が話題になりました。これらの結果をみると、「逮捕をしたのに起訴すらできなかったら、自分の履歴に汚点が…」という警察や検察側の保身の発想が見え隠れします。
逮捕拘留をうけ、世間から隔離された状態で取調を受けると、疲労が蓄積されていき、冷静な思考力は失われ、捜査官の誘導されるうちにいつのまにか「自白」してしまうというのは、心理学的には、充分あり得ます。

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